昨今の動物行動解析の手法の多様化とその技術革新は目覚ましく、より複雑な動物の行動、細分化されたシーケンス、複雑な個体間相互作用まで、詳細に解析することが可能となってきました。
一方で、それらの知見を統合的に論じ、各自の持つ専門的な情報を共有する場はまだそれほど多くありません。
そこで我々はまず、動物行動の設計原理を解明するための枠組みとして「Systems Ethology(システム行動学)」を提案することにしました。 動物行動を一つのシステムとして理解するという大きな目標のもと、各行動の背後にあるメカニズムの解明に向けた様々なアプローチに関する情報交換を行う場所、それがここ「システム行動学研究会」です。
行動生態学、神経科学、生理学、情報学、数理生物学はもちろんのこと、場合によってはもっと広い分野すらも対象になるでしょう。
様々な学会、コミュニティに散らばった同志たちよ、ここに集まろうじゃありませんか。 皆さまのご参加を心待ちにしております。